親子健康手帳

産婦人科がない妊娠期間を送らねばならない離島で暮らす母の思いから始まった母子健康手帳をリデザインするプロジェクトです。共働き世帯の増加、産科医不足、産後うつ…日本の育児環境は、厳しさを増しています。すべての母に配布される母子健康手帳にはこれらの課題を解決できる可能性を秘めているはずです。医療・健康の記録を残しやすい記入ページ、夫婦での子育てを後押しするコンテンツ、妊娠・出産・育児の必須知識を分かりやすく伝える編集、精神的負荷の大きいお母さんを支える癒しのイラスト。新しい機能とデザインで、お母さん・お父さんが育児に悩んだとき、心が折れそうになったとき、何度も立ち返る場所として、この手帳が役立つことを願っています。

2010.3 「子どものシアワセ+design」ワークショップで「母子手帳」というデザイン機会を発見

2010.10 母子健康手帳と育児に関する問いを投げかけるWEBコンテンツ開設
お母さん・お父さんへインタビュー調査
保健師の方へインタビュー調査
2010.12 集まった声を元にプロトタイプ版制作
2011.2 プロトタイプ版完成
妊婦・子育て中の父母・保健師の声を聞く母子手帳ワークショップ開催(島根県海士町/東京都港区)
ワークショップの結果を踏まえブラッシュアップ
2011.3 平成23年度版 完成
東日本大震災発生。津波および原発被害で母子手帳を紛失した家庭が多数発生
大槌町・釜石市・大船渡市・陸前高田市、福島県に無償提供
2011.4 島根県海士町、栃木県茂木町にて使用開始
2011.5 キッズデザイン賞受賞

2011.10 グッドデザイン賞 受賞
2011.12 10年に1度の厚生労働省省令に合わせ内容の大改訂
2012.3 平成24年度版 完成
2012.7 母子手帳サミット開催

2013.3 平成25年度版 完成


2014.3 平成26年度版 完成


2015.3 平成27年度版 完成


2016.3 平成28年度版 完成


2017.3 平成29年度版 完成


2018.3 平成30年度版 完成
2018.4 全196自治体で採用中