力を見える化し復興の力を生む

できますゼッケン

阪神・淡路大震災から10年が経過し、日本全体の防災意識が低かった2008年。神戸、日本の防災意識を高めることを目的に、大震災発生時の避難所の課題解決を目指すプロジェクト「震災+design」が発足しました。水不足、プライバシーの確保、慢性疾患の悪化、性暴力など様々な課題に、市民がデザインの力で挑みました。そこで生まれたアイデアの一つ「スキル共有カード」を東日本大震災の現場に応用したのが「できますゼッケン」です。被災地に駆けつけた多くのボランティアが4つの色と手書き文字で自分のスキルを表現することで、支援者と被災者の間のコミュニケーションが円滑になり、被災地支援に役立ちました。