
海のデザインスクールとは
日本各地の海での体験を通して、海と人との関係性を見つめ直し、リデザインしていく宿泊型インターンシッププログラム。それが、海のデザインスクールです。
気候変動、海洋汚染、生態系のゆらぎ──海をめぐる課題は、私たちの暮らしのすぐそばで、日々その深刻さを増しています。一方で、私たち日本人の生活からは、海へ足を運ぶこと、海に親しむこと、海を楽しむことが、少しずつ失われつつあります。
本プログラムでは、シュノーケリングでサンゴ礁を観察し、漂着ごみの集まる海岸を歩き、地元で水揚げされた魚を味わいます。まず身体を通じて、海を感じることからはじめます。
それらを一つの「システム」として捉え、そのシステムを成している構造や関係性をひもとき、全体性を見わたす「システミックデザイン」の視点で海を深く思考します。
そこから見えてきた全体像を手がかりに、A.I.を協働の道具として、未来のアウトプットを構想し、かたちにしていく。そのプロセスを通して、海と人の関係性を編み直す解決策を、自らの手で生み出していきます。
日本各地の海をフィールドに、頭で考え、身体で感じ、仲間とともに問いを深める。その時間こそが、未来を考えるうえで、もっとも大切な時間になると私たちは信じています。
海の未来に、私たちは何を手渡せるのか。──その答えを、感性と思考をひらいて、ぜひ一緒に探しに行きませんか。

プログラムの構成
海のデザインスクールは、海をめぐる課題を「学ぶ」「感じる」「かたちにする」というプロセスを、オンラインでの事前学習と、地域での宿泊型キャンプの2段階で進めていきます。本インターンシッププログラムは、以下 A・Bの2つのプログラムで構成されており、Aで前提となる視点と知識を共有したうえで、Bにおいて現場での体験と探究へとつなげていきます。
A|オリエンテーション&事前レクチャー(オンライン)
日時:2026年8月1日(土)12:45〜16:00(オンライン開催/Zoom)
海のデザインスクール全体のオリエンテーションと、3地域それぞれのテーマに関する事前レクチャーを行います。各エリアの概要、そしてキャンプを開催する3地域の海や水にまつわる背景・課題について、各分野の第一線で活動する講師からご紹介いただきます。本格的なフィールドワークに入る前に、海と人の営みを多角的に捉えるための土台となる視点を、参加者全員で共有する時間です。
B|キャンプ(いずれか1地域を選択)
3地域のうち、ご関心のあるテーマに基づいていずれか1地域を選んでご参加いただきます。複数地域への同時参加はできません。(千葉県いすみ市・佐賀県唐津市・沖縄県恩納村)実際に海や地域の現場に入り、現地の方々と対話しながら、五感を使って体験・思考する宿泊型プログラムです。各地それぞれに固有のテーマと、それを担う実践者・研究者がいます
応募時に、以下から1地域を選んでいただきます
※各地の詳細については、下記リンク先にてご確認ください(順次更新予定)。
対象
以下の①②の両方に当てはまる方を対象としています。
① 高校生・高等専門学校生・専門学校生・大学生・大学院生のいずれかに該当する方
② 海や社会課題に関心があり、主体的に学ぶ意欲のある方
※デザインや水産・海洋に関する専門知識・経験は問いません。海や自然、社会課題に関心をお持ちの学生の方であれば、どなたでもご参加を歓迎いたします。
⚠ 2027年4月入社を目指して就職活動中の方へ
本プログラムは、学びを目的としたインターンシッププログラムです。そのため、就職活動の一環としての参加は対象外となります。このページからはお申し込みいただけません。
以下に該当する方が対象外となります:
・大学4年生(2027年3月卒業予定)
・大学院修士2年生(2027年3月修了予定)
・大学院博士3年生(2027年3月修了予定)
・専門学校2年生(全2年制の場合、2027年3月卒業予定)
・専門学校3年生(全3年制の場合、2027年3月卒業予定)
イシュープラスデザインへの就職を前提にご参加をご希望の方は、採用プロセスとして参加できる専用ページをご利用ください。
ご自身がどちらに該当するか迷われた場合は、お気軽に info@issueplusdesign.jp までお問い合わせください。
募集人数
各エリアにつき15名程度、合計45名程度を予定しています。
応募者が多数の場合は、応募フォームの内容にもとづき書類選考を行います。
参加費
参加費:無料
主催者負担(参加者の費用負担なし)
・宿泊費
・食費
・各種アクティビティ参加費
※上記はすべて、助成元である日本財団のご支援により、主催者側で全額負担いたします。
参加者負担
・自宅から各キャンプ地までの往復交通費
・現地での個人的な買い物・飲食
デポジット(保証金)について
本プログラムでは、参加への意思の確認と、直前のキャンセル防止のため、書類選考を通過された方から3万円のデポジット(保証金)をお預かりしています。参加決定通知をお送りしてから3日以内にデポジットをお振り込みいただくことで、参加が確定します。本デポジットは、プログラム修了後、ご指定の口座へ全額返金いたします。
<返金条件>
・初日の集合時間にご到着いただき、全工程にご参加のうえ、最終解散までご同席いただいた場合のみ返金いたします
・上記の条件を満たさない場合(天災などのやむを得ない事情を除く)は、原則として返金いたしかねます
応募方法
以下の応募フォームに必要事項をご記入のうえ、ご応募ください。フォームでは、ご自身のプロフィール、ご関心のあるテーマや地域、応募動機などをご記入いただきます。応募にあたって、特別な書類のご準備は必要ありません。
応募締切・選考について
応募締切:2026年6月30日(火)23:59
応募条件:A オリエンテーション&事前レクチャー(オンライン)と、B キャンプ(いずれか1地域)の両方に参加できる方
選考方法:応募者多数の場合は、応募フォームの内容をもとに書類選考を実施します。
結果通知:2026年7月上旬ごろ、ご応募いただいたメールアドレス宛にご連絡いたします。
事前レクチャー講師
事前レクチャーでは、各キャンプ地のテーマについて第一線で活動する講師をお招きし、現場で何が起きているのか、そしてその課題にどう向き合っていくのかを学びます。
【テーマ:珊瑚の再生】

渡邊 剛氏
総合地球環境学研究所 准教授プロジェクトリーダー/北海道大学大学院理学研究院地球惑星科学地球惑星システム科学科 准教授/NPO法人喜界島サンゴ礁科学研究所 理事長
横浜市生まれ。1994年、北海道大学理学部地質学鉱物学科卒業。同大学大学院地球環境科学院修士・博士課程終了後、サンゴ礁に記録される地球環境変動をテーマに、オーストラリア国立大学、フランス国立気候環境研究所、ドイツ・アーヘン工科大学地質研究所、ハワイ大学などで研究に従事。2014年より鹿児島県喜界島にNPO法人喜界島サンゴ礁科学研究所を立ち上げ、理事長に就任。
【テーマ:海洋プラスチック】

大嶋 雄治氏
九州大学 名誉教授・学術特任教員/世界海洋プラスチックプランニングセンター センター長
九州大学大学院農学研究院において長年、環境毒性学・水圏生命科学を専門に研究。微細マイクロプラスチックの動態を含む海洋プラスチック汚染の解明を主導。特にマイクロプラスチックが魚の行動(遊泳・群行動)を変える「異常行動」の研究、プラスチックが有害物質を吸着して生き物の体内に届ける「ベクター効果」を研究。世界海洋プラスチックプランニングセンター(PLAPLA)センター長として、海洋プラスチック問題の社会解決(社会実装)に取り組む。
【テーマ:魚食】
注意事項
- デザインや水産・海洋に関する専門知識は不要です。関心と意欲をもっとも重視しています。
- 天候・海況および現地の状況により、プログラムの内容や進行を一部変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。
- 広報・記録を目的とした写真・映像の撮影を行います。撮影した写真・映像は、当法人のウェブサイト・SNS、関連メディア等での情報発信に使用させていただく場合がございます。
- 未成年の方は、ご応募にあたり保護者の方の同意書をご提出いただきますようお願いいたします。
主催・助成
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主催:特定非営利活動法人イシュープラスデザイン
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助成:公益財団法人日本財団
お問い合わせ
メール:info@issueplusdesign.jp (担当:澤田・小島)


