導入(開催背景)
今回は南相馬相馬市市役所職員向けの開催でした。
2024年12月にいわき市で開催した脱炭素まちづくりカレッジに、南相馬市市役所の環境部署の担当者が参加され、ゲームの有効性を確認したうえで年明けの1月に正式に依頼がありました。
南相馬市としてのゼロカーボン計画はあるものの、具体的な実践の部分で悩まれていたそうです。
ゲームの様子
2ターン目まではなかなか数値もよくならず停滞気味でした。
後半に入り、ある職員の方が「全体のことを考えて行動しませんか~」という声掛けをしたところから、一気に対話と行動が活性化し、会場も参加者も熱気にあふれて終了を迎えました。
特に第3ターンから第4ターンの伸びがすごいことになりました。
スペシャルプロジェクトも数多く実行できました。
排出量は結果は56。目標の半減(50)まであと一歩でした。
参加者からは「ざんねーん」と大きなため息と、あと一歩まで来た達成感と高揚感が感じられました。
振り返りの様子
【南相馬市担当者からのご感想】
参加者からは「カードゲームをやってよかった。」「脱炭素の理解が進んだ。」等のポジティブな感想をいただいております。
今回初めてだったので職員に限定して行いましたが、高校生や事業者と連携した実施を検討していきたいと思います。
終わりに(ファシリテーターとしての感想)
自治体からの依頼は会津美里町について2回目でしたが、職員研修目的の開催は初めてでした。
令和6年度のいわき市の補助事業として初めて開催した脱炭素まちづくりカレッジから他の自治体の開催につながるというすばらしい体験でした。
知識習得の導入部分スライドから参加者の心をグッとつかみ、ゲーム~マイCO2~振り返りまで一気に駆け抜けました3時間でした。
途中から覗きに来られた部長は職員の歓声や活発な対話の様子に驚いておられました。
自治体で開催したという事例はこの脱炭素まちづくりカレッジの信頼性向上にも大きく寄与したと感じており、他の自治体や民間企業、学校関係への展開などの好循環活動につなげていきたいと思います。
ファシリテーター紹介
大内 政雄
行政書士、SDGs導入推進コンサルタント、
福島県地球温暖化防止活動推進員、いわき市環境アドバイザー。
開催概要
日時:令和7年3月17日14:00~17:10
会場:サンライフ南相馬大会議室
定員:21名
内容:脱炭素まちづくりカレッジ
主催:南相馬市
運営:株式会社リビングソーラー・大内法務行政書士事務所