脱炭素まちづくりカレッジin渋川を開催!@群馬県渋川市

脱炭素まちづくりカレッジin渋川を開催!@群馬県渋川市

導入(開催背景)

2023年319日、群馬県渋川市にて、「脱炭素まちづくりカレッジin渋川」を開催いたしました。

本カレッジは、群馬県が公認する環境SDGsファシリテーターが「ぐんま5つのゼロ宣言」の実現に向け、県民や企業の環境意識の醸成と地域環境課題の解決に向けた行動を促進する活動の一環として開催。

開催地である渋川市小野上地区は、ソーラーパネルの設置されている方や農林業関係者が多く、脱炭素へ向けて実践的な生活をしている地域です。ここで、地域の皆さまと一緒に環境問題を考えることを目的に本カレッジを実施する運びとなりました。   

 

ゲームの様子

参加者は小学生親子から、中学生、高校生、社会人と年齢の幅が広かったのですが、プロジェクトの目的をよく話し合い、自分の会社が何をしたらよいのか、誰に協力をしたら良いのかを検討しあって、積極的にゲームに取り組んでいました。

その結果、最終ターンでは、排出量を42にまで下げ、半数のプレイヤーが個人目標を達成し、スペシャルプロジェクトも14件実施できました。

地元の方や日ごろから地域のボランティア活動などに熱心な顔見知りの方が多かったからこそ、楽しくも学びの多いゲームとなったのではないでしょうか?

 

振り返りの様子

ゲームを終えた後、「なかなか、他の人に声を掛けられずにいたら目標が達成できなかった」「みんながバラバラの活動をするのではなく同じ目標を持つことで目的が達成できた」等、様々な感想が上がりました。

参加者の多くは、活動しながら、一緒に「これでいいのか」考えるということが環境問題を話すうえでは大事だということに気が付いた様子です。

 

終わりに(ファシリテーターとしての感想)

今回のカレッジでは、小学生親子や中学生にも参加してもらったため、低年齢の方にどうしたら分かりやすく楽しく活動できるかを工夫しました。

例えば、「COP21」「異常気象」等、何気なく使ってしまう言葉の意味を平易に解説しながら話を進めたり、身近なたとえ話を増やしたりしたこと、更にゲームの説明時間、プロジェクトカードの説明をしっかり読む時間を取るなどした結果、小中学生でも十分に内容を理解したうえでゲームや話し合いに参加できたと感じています。

また、参加者の中からは「一過性のイベントで終わらせるのではなく、参加者どうしで定期的に話し合っていくようなつながりの場が欲しい」といった意見もありました。

ファシリテーターとしては、脱炭素まちづくりカレッジの開催だけで満足するのではなく、継続的な学びを提供する必要性も感じました。

 

ファシリテーター紹介

アックスラーニング代表 岩崎重国

群馬県環境SDGsファシリテーター

環境教育、脱炭素まちづくりカレッジは、社会貢献の一環としてボランティアでおこなっています。市町村や学校等で実施してみたい場合はお気軽にご相談ください。

 

開催概要

日時:2023年3月19日
会場:群馬県渋川市小野上公民館
参加者:15名
内容:
1.気候危機・脱炭素の基本知識
2.温室効果ガス排出量を50%削減することを目指したカードゲームの実施
3.「マイCO2シミュレーター」を活用した個人の排出量の確認、意見交換
4.振り返り
主催:アックスラーニング
運営:アックスラーニング