市民・学生・企業・行政が一緒に脱炭素@広島県廿日市市

市民・学生・企業・行政が一緒に脱炭素@広島県廿日市市

環境について楽しく学ぶ参加体験型イベントなどを実施される「はつかいち環境フェスタ実行委員会」主催で、「脱炭素まちづくりカレッジ in 廿日市」が行われました。カレッジの始まりに、廿日市市生活環境課長・北岡様から、市民も企業も行政も一緒になって脱炭素に取り組みたい思いが述べられました。平日夜の開催にも関わらず、2人の高校生を含め、30人の多様な方が参加され、とてもホットな場になりました。

 

脱炭素まちづくりPlay!体験

参加された方は、SDGsなどのカードゲーム初体験の方が多かったようで、ゲームが始まってからも、お互いに相談したり、ファシリテーターに質問されたり、プロジェクトがなかなか動き出しませんでした。1ターン目の終盤で活発にプロジェクトが行われたものの、排出量は100のまま、再エネが20→22、コミュニティが20→25と微増して終了しました。

1ターン目で対話が進んでいたこともあり、2ターン目はスタートの合図前に立ち上がる人がいるほどで、すぐにプロジェクト実行の列ができました。トラッププロジェクトをやってしまい排出量が上がったりしつつも、最終的に排出量が大きく削減!4ターン終了後、「排出量34です!」という発表に、大きな歓声と拍手が起きました。スペシャルプロジェクトも10/16と多く実行されました。個人目標の達成は6/18でした。

 

振り返り

ゲームを終えて、グループで感想を話し合っていただきました。脱炭素を進めることの難しさと同時に、パートナーを組むことの大切さ、連携することでプロジェクトがぐんぐん進んでいくことを、それぞれの仕事や活動に引き寄せて感じていただけたようです。高校生のお2人は「すごく学びになった。学校でも開催したい。どこで情報をとればいいのか知りたい」と意欲的でした。

最後に、「マイCO2シミュレーター」を使って、それぞれの排出量の見える化をしていただいたところ、「客観的に把握することが大事!」「電気をこまめに消すことから始めよう」など具体的な行動についても様々な声が上がっていました。

 

最後に

今回、「はつかいち環境フェスタ実行委員会」としての開催で、参加者どうし顔見知りの方が多かったことや、事務局の生活環境課職員さん達の配慮により、初めから和やかな雰囲気で、良いチームワークが発揮できたようです。行政としても、環境部署だけでなく、経済・観光部署などから参加されており、今後の取り組みの広がりが楽しみです。

 

ファシリテーター紹介

安藤志保(あんどうしほ)

広島県地球温暖化防止活動推進員
広島県環境学習講師
SDGs各種ファシリテーター

学校・企業・団体などでのSDGs・環境学習に伺わせていただいています。「自分が変われば、まわりが変わり、世界が変わる」を信条として、自分自身も変化を楽しみつつ、変化の担い手が増えることを喜びとして生きています。
「冬眠着物にお目覚めを!」と着物を通じたエコも呼び掛けています。

 

開催概要

日 時|2023年3月7日(火)18:30〜21:00
会 場|広島県廿日市市役所 〒738-0023 広島県廿日市市下平良1丁目11−1号
人 数|30名
内 容|
1. 導入:気候危機・脱炭素の基本知識
2. ゲームプレイ:カードゲーム型プログラム「脱炭素まちづくりPLAY!」による脱炭素まちづくりシミュレーション
3. ワークショップ:「マイCO2シミュレーター」を活用した個人の排出量可視化と対話
4. 振り返り
依 頼|廿日市市