2009年8月、京都に全国各地の34組68名の大学生・大学院生が集まり子どもの放課後の課題を発見するワークショップが開催されました。午前中は専門家からの講義や各種データの分析が、午後には地域の小学生18名と保護者11名が加わり、放課後を再現する実験調査・ヴァーチャル放課後法が行われました。参加した親子が再現した放課後のタイムテーブルや生活地図、そして生の声からはたくさんの気づきが得られました。
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学校から始まり、自宅まで(電車等で移動する塾・習い事等も含む)、子どもたちが放課後を過ごす生活空間(街)の地図を描いてもらいました。
30種類の放課後カード(オリジナル製作)を子どもに渡し、カードゲームの要領で、月曜日から金曜日まで、午後3時から8時まで25の時間帯の過ごし方を再現してもらいました。再現した放課後の時間をベースに様々な質問を行い、子どもの放課後の課題をあぶりだしました。最後に、先生や親の制約がない場合の「理想の放課後」の過ごし方を作ってもらい、子どもたちの放課後に対する本音を引き出しました。
子ども同様に、保護者の方にも30種類の放課後カードを渡し、自分の子どもの放課後を再現してもらいました。その上で、詳細に質問を行い、保護者視点での放課後の課題や気持ちを聞きだしました。
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