子どものくらしを探る 発見ワークショップ

ヴァーチャル放課後法 [子ども編]

通常のインタビュー法で、子どもたちの本音や深層心理を読み取るのは困難です。そこで、子どもの生活実態を探り、引きだすための方法、ヴァーチャル放課後法を活用しました。この調査法は2つのパーツで構成されます。1つ目の「放課後メンタルマップ」では子どもに普段の生活空間を地図にしてもらいます。学校から始まり、習い事、遊び場、自宅まで、子どもの頭の中のマップが再現されます。2つ目の「放課後タイムテーブル」は時間の過ごし方を聞き出す方法です。30種類の放課後カードを渡し、カードゲームの要領で、月曜日から金曜日、午後3時から8時までカードを並べてもらい、放課後の過ごし方を語ってもらいます。最後に、先生や親の制約がない場合の「理想の放課後」を作ってもらい、子どもたちの放課後に対する胸の内を導きだします。

この調査で得られたデータはこちら

これからカードを配ります。このカードは皆さんの放課後の過ごし方をあらわしたものです。
このカードを使って、皆さんが月曜日から金曜日、3時から7時まで、放課後の時間に何をして過ごしているかを再現してください。
たとえば ・月曜日4時からピアノ
      ・毎日夕ご飯は7時から
      ・月水金の5時からテレビ
*ただし、同じカードは1枚ずつしかありません。
2回同じことをした場合は各色のフリーカードを使い自分で何をするかを書き入れてください。

続いて、残りの空いている時間によくやることを思い出して、あてはまるカードを選んでください。

次に、この放課後の時間で、皆さんが楽しい時間、つまらない時間を教えてください。
楽しい時間はを、つまらない時間はを貼ってください。
それぞれいくつでもかまいません。

先生やお父さん、お母さんから、「自由に好きなことをしていいよ」と言われた場合、あなたはどのように放課後の時間を過ごしますか?あなたの理想の理想の放課後を作ってください