放課後に子どもを近所で見かけなくなりました。子どもと近隣の大人が声をかけ合っている姿はテレビドラマの中のものになっています。子どもの健やかな成長のためには、親、先生との上下の関係、友人との左右の関係に加えて、近所のお兄さん、商店街のおばさんなどのゆるやかな斜めの関係も必要です。安全の問題から、親は近所で漫然と子どもを遊ばせることを警戒しています。お手伝いのために、地域で買い物をする、近隣住民を訪問する機会が減っています。地域と子どもをつなぐ挨拶が消えています。地域には、学校・塾・習い事にはない教材、得られない経験、学べないことがあふれているはずです。