日の出と日没は毎日見る機会があります。しかし、それらを見たことがないという子どもが増加しています。朝は起きるのが遅く、夕暮れ時は習い事や塾、もしくは室内で遊んでいるためです。メディアやゲームを通じてのヴァーチャルな体験のみで、リアルな自然体験が不足している子どもが増えています。土を触ることが苦手。昆虫は虫かごに入っていて店で買うもの。海老に頭があることを知らない。木の椅子が樹木からできていると想像できない。そんな、驚くべき声が聞こえてきます。自然環境に恵まれた地域に住むワークショップに来てくれた子どもたちでも、放課後に「山や川であそぶ」を挙げた子どもは18人中1人もいませんでした。