子どもは肉体的、社会的、そして精神的、この3つがバランスよく成長することが大切です。しかし、最近の子どもたちは幼少時から大量の大人向け情報に接触するため、精神的な成長が先行しがちのようです。小学生の女の子が、雑誌やテレビを見て「細身のモデル」にあこがれを抱き、過激なダイエットに励むのがその一例です。しかし、身体が十分にできあがっていないため、健全な肉体の成長を阻害し、将来の出産に悪影響を及ぼすことがあるようです。また、感動したいから感動できる映画を観る、受験に関係ない教科は適当にやり過ごす、家族や友人に自分の気持ちをはっきり述べない。そんな効率性や配慮を重視した「大人な」行動が増えています。