食事の時間を「悲しい」「つまらない」と感じている子どもがいます。食育という取り組みが盛んになる一方、依然として子どもが一人で食べる「孤食」は多く、その結果として「偏食」に及ぶケースが後を絶ちません。栄養バランスや食習慣は乱れ、肥満などの生活習慣病になる子どもが急増しています。本当は母親や家族が作る料理をおいしいと思っているのに、それを食べる機会が少ないことは悲しいことです。また、家族と一緒に食べていても、食事中に何も話をしないため、食事の時間をつまらなく感じ、食事への期待を持てない子どもがいました。子どもの成長に不可欠な栄養が心身ともに不足しつつあるようです。