認知症世界の歩き方
STORY 5

顔無し族の村

顔というシンボルのない社会で、
人はどうつながるのか?

認知症世界。この世界には、顔が千変万化するため、人を顔では識別しない。つまり、イケメンも美女も関係ない顔無し族が暮らす村があるのです。

島の中央に位置する沿岸の村。一歩足を踏み入れると、びっくり!
あちこちから見え隠れする村人たちの顔が、見るたびに変わるのです。まるで、いろんな仮面を次々と被っているかのようで、中には知り合いそっくりに見える人も。
みんなが同じ顔に見えたり、同じ人でも時々で顔が変わって見えます。つまり、この地では、顔が個人を決定づけるシンボルではない……!?
村人たちは互いを、声や身体の特徴・雰囲気、何よりもその人との思い出で記憶し、つながるのだと言います。

心身機能障害

「顔無し族の村」に直面する背景には、
以下1つの認知症に伴う心身機能の障害が考えられます。

  • 人の顔を正しく認識できない