「脱炭素まちづくりカレッジin愛知 at 半田商業高等学校」を開催しました!
2023年2月10日(金)、愛知県立 半田商業高等学校(以下「半田商業高校さん」という)にて「脱炭素まちづくりカレッジin愛知at半田商業高等学校」を開催いたしました。
半田商業高校さんはSDGs活動の一環で2021年から愛知県半田市中町にあるケーキ、和菓子屋の「中川屋」と協力をして、コオロギを使った商品開発を行い、販売を行っております。※現在も「中川屋」で販売しております。
半田商業高校さんで「コオロギマドレーヌ」や「コオロギクッキー」などのコオロギを使ったお菓子作りの体験会を一般募集しており、私はSDGs活動に力を入れていらっしゃることをそこで認知いたしました。半田商業高校さんの教頭と連絡を取り合い今回の主催に至りました。
当日は、2年F組(総合ビジネス科デュアルシステムコース)のマーケティングの授業内5,6限の時間を割っていただきました。
今回のカレッジ運営では、2030年温室効果ガス排出量半減に向けてのまちづくり擬似体験を中心に行い、「脱炭素」「気候変動」「気候危機」などの基礎知識のインプットレクチャーは私が作成した資料と学習シートをもとに半田商業高校さんの商業科教諭に事前授業をしていただきました。基礎知識のおさらいとして冒頭でも説明をし、記憶の定着をはかりました。
熱気が高まった「脱炭素まちづくりPLAY!」、気になる結果は、、、
「脱炭素まちづくりPLAY!」とはロールプレイング型の未来体験ゲームです。ゲーム内の目標を達成するためには、参加者同士の協力が必要になります。ただ脱炭素を知るだけでなく、企業や自治体、個人がどのように協力すべきかを考えられます。
一人ひとりに役職があり、クラスが1つの街としてプレイをします。
今回のターン1では、初めてのゲームとういこともあり、温室効果ガスを大量に大気中に排出されるなどのトラップカードに戸惑っている生徒が多くおられました。しかし、最終のターン4までにはどのようにすれば温室効果ガス排出量が減らせるのか、また、増えるのか、意見交換を行っている場面が多く見かけられました。
気になるゲーム終了時の排出量は「48」と、ゲームの目的である「地域の排出量を100から50にする(排出半減をする)」を見事に達成し終了いたしました。クラス全体が飛び跳ねて大喜びしておりました。
ゲームの振り返り!
スクリーンに「各プレイヤーの排出量」や「目標達成状況」などを掲載し、振り返りシートを記載していただいた後は、ゲームを通して学んだことや気がついたことを全体に共有しました。
(一部抜粋)
・カードを使った遊びにすることでわかりやすく学ぶことができ、自分たちの一つの行動で温室効果ガスは減らせられることが分かった
・電気自動車事態は環境に優しい、それを作る環境を見直すことも必要
・行動一つで変わること
・CO2削減することの大切さがわかりました
プログラム参加前と比較して、現在のあなたは地域の排出量削減のためにどのような行動をしますか?
(一部抜粋)
・車をつかう回数を大人になったら減らそうと思った
・エコバックをもつ、公共交通機関を使用する
・明るいときに電気を付けないように行動する
・リサイクルなどをして、無駄なごみを増やさない
終わりに
近年では、先が見えない時代になっています。例えばパンデミック、想定外の出来事が起こり、様々な業界が打撃を受けました。そのような社会をこれからの学生は歩んで行くことになります。
これからは「自分の未来を語る」ことが大切だと考えています。
そのきっかけをつれる場を提供していきたいという想いでイベント開催いたしました。今回は近年流行している「脱炭素」についてです、学生の時から流行に触れていることで未来に対しての方向性も見えてくるようになります。
これからもこのような場をつくっていきたいです。
ファシリテーター紹介
小池 礼人(こいけ あやと)
・SDGsビジネスアドバイザー
・SDGsコンサルタント
金沢工業大学 経営情報学科・SDGs推進センター長の平本督太郎先生が監修しているSDGsビジネス総合スクールで学び、社会発展ならびに地域課題解決を実現するSDGsビジネス実践者として積極的に活動。「伝える」ではなく「伝わる」ワークショップ&研修に力を入れ、SDGs基礎知識からSDGsビジネスまで企業へのコンサルティングやセミナー講演を開催。
開催概要
日 時|2023年2月10日(金)13:30〜15:20
会 場|愛知県立 半田商業高等学校 〒475-0912 愛知県半田市白山町2丁目30
内 容|
- 導入:弊社作成資料と学習シートの事前配布による基礎知識学習
- ゲームプレイ:カードゲーム型プログラム「脱炭素まちづくりPLAY!」による脱炭素まちづくりシミュレーション
- 終了:振り返りとまとめ
主 催|株式会社デジタルダイブ
共 催|愛知県立 半田商業高等学校
運 営|
江原 道雄(キャリア教育コーディネーター)
小池 礼人(株式会社デジタルダイブ)
鈴木 庸太(愛知県立 半田商業高等学校)
(五十音順)