企業内で社員・一般参加者が共に学ぶ @ 株式会社竹中工務店

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「脱炭素まちづくりカレッジ in 東京 at 竹中工務店」を開催しました!

2022年9月5日、竹中工務店 東京本店にて、「脱炭素まちづくりカレッジ in 東京 at 竹中工務店」を開催いたしました。

本カレッジは、issue+designと株式会社竹中工務店様との共催として開催。一期目の脱炭素まちづくりファシリテーター養成講座 を、竹中工務店の社員さんが「建築業を中心に地域の脱炭素まちづくりを推進したい!」という思いから2名の方がファシリテーター資格を取得していただき、今回の共催に至りました。

当日は、気候危機に興味関心を持ち、地域の脱炭素を推進したい思いを持つ30名の方が、東京、仙台、三重、徳島と日本全国から集まっていただき、2.5時間の学びの場を提供しました。今回のカレッジ運営では、1期目でファシリテーター資格を取得してくださった7名の方が参加してくださり、手厚いサポート体制に支えられたカレッジは大盛況のうちに終了しました。

 

白熱した「脱炭素まちづくりPLAY!」、気になる結果は … 

平日の夜ということで、今回は「脱炭素まちづくりPLAY!」を中心にした2.5時間のショートプログラムでのカレッジ開催となりました。導入として気候危機・脱炭素の基礎知識のインプットレクチャーを行い、ゲームプログラムに入りました。

 

 

ゲームプログラムでは、最初は個人の目標達成や目の前のプロジェクトに終始をしていた参加者たちも、ターンが進むにつれて、地域の排出量をより強く意識するようになり、他プレイヤーとの交流もますます盛んになっていきました。

プレイヤー同士の交流・協働もどんどん生まれ、スペシャルプロジェクトも実施され、ゲームはますます白熱。残されたわずかな時間の中で、限られたお金やパートナーを集め、さまざまなプロジェクトを実施し、参加者一丸となり排出半減に向かって協力をしていました。

全力を尽くしたゲームもターン4で終了。気になるゲーム終了時の排出量は「51」と、ゲームの目的である「地域の排出量を100から50にする(排出半減をする)」はわずかに達成をできずに終わりました。参加者からは拍手とどよめきの声が入り混じり、お互いを讃えあう拍手でゲームは終了しました。

 

 

ゲームの振り返りと個人排出量の見える化

ゲーム終了後には、ゲームでの学びをさらに深めるための対話と振り返りを行いました。ゲームの感想や学びを共有し、参加者の方からは「こんなに楽しく学べるとは思わなかった!」「ゲームだけじゃなくて学びがしっかりとあったのがよかった」「自分がこんなに排出してるとは思わなかった」などの声が出てきました。

また、振り返りの中では、個人の排出量を見える化するウェブツール「マイCO2シミュレーター」を活用し、それぞれの参加者が日々の暮らしの中で排出している温室効果ガス量の見える化を実施。当たり前だと思い何気なく過ごしていた毎日から大量の温室効果ガスが排出されていることに驚きを隠せない参加者も見受けられました。

毎日通勤で車に乗る、毎月一回出張で飛行機に乗る、忙しくてコンビニばっかり利用してしまう、ついつい必要以上に雑貨や衣服を買ってしまう、など、日々の排出量を見える化することで、自分の生活を見つめ直し、排出削減をするためには何ができるかを考えるきっかけになっていました。

 

 

プログラム終了後には、同じ想いや志を持った参加者同士の交流・名刺交換も行われており、学ぶだけではなく新しい繋がりが生まれていました。また、参加してくださった方の中には、プログラムを楽しんでいただき本取り組みに共感を受け、「自分の地域でもカレッジを開催したい!」とすぐに養成講座にお申し込みをいただいた方もおられました。

参加者としてプログラムを楽しんでいただくだけでなく、次は私たちの仲間としてファシリテーターになっていただき、同じ想いを持ち日本全国に脱炭素まちづくりカレッジを広げていただけることはとても嬉しいです。

 

 

終わりに

脱炭素まちづくりカレッジは、今後も日本全国で開催される予定です。興味のある方は、ぜひとも開催一覧から、お近くの地域で開催されるカレッジにご参加いただけますと幸いです。

 

 

開催概要

日 時|2022年9月5日(月)18:30〜21:30(開場 18:15)
会 場|竹中工務店 東京本店東京都江東区新砂1丁目1−1
定 員|30名(満員御礼)
内 容| 
1. 導入:気候危機・脱炭素の基本知識
2. ゲームプレイ:カードゲーム型プログラム「脱炭素まちづくりPLAY!」による脱炭素まちづくりシミュレーション
3. ワークショップ:「マイCO2シミュレーター」を活用した個人の排出量可視化と対話
4. 講義:未来に向けたまとめの講義

主 催|issue+design
共 催|株式会社竹中工務店
運 営|
松崎貴志(茨城県防災士会)
吉田省三(株式会社エス・イー・アイ)
伊藤宏樹(株式会社竹中工務店)
中山依子(株式会社竹中工務店)
芹澤 豊(株式会社エクセレント)
篠田智仁(茂原市役所)
横山泰治(一社 サステナブルコミュニティ共創機構)

 

 

あなたの地域や職場でも脱炭素まちづくりカレッジを開催しませんか?

脱炭素まちづくりカレッジとは、地域の脱炭素化を推進するための人材を育む学びの場です。気候危機や脱炭素の基本知識を習得し、ゲームを通じて地域排量排出半減実現へのシミュレーションに取り組み、個人や地域の排出量を見える化し何ができるかを考えるプログラムを提供しています。

私たち事務局に依頼をし開催をすることも、皆さん自身がファシリテーターになっていただき開催をしていただくこともできます。詳しくは下記から開催方法についてご確認の上、どうぞお気軽にご相談・ご依頼ください。