知恵
世間一般的に、シッターさんに子どもを頼むことは、「育児をサボっている!」「愛情不足になるんじゃないの?」なんて言われたりすることがありますよね。でも私は、シッターさんに頼むことは、家族だけでは満たすことのできないものを子どもに与え、補うことができることだと考えています。私の息子は、一人っ子なので兄弟関係を知りません。また、祖父母も遠方に住んでいるためなかなか会うことができません。そこで、私は仕事で子どもと一緒にいられない時間は、プロの保育士さんではない大学生シッターくんと祖父母と年齢の近いベテランシッターさんに息子のことをみてもらっています。
大学生シッターくんには、息子にとってお兄ちゃん的存在になってもらい、一緒に遊んだり、宿題をみてもらったりできる関係を作っています。ベテランシッターさんには、おばあちゃんのように接してもらい、孫のように可愛がってもらったり、日々の生活の中からいろんなことを教えてもらったりしています。
こんな風に意図的に“家族外家族”をつくり、実現できない家族関係を子どもが疑似体験出来ることって、実は、シッターさんに頼むことのすごいメリットだと思うんです。子どもに対して、お母さんやお父さんふたりだけで何でもしてあげようとしていっぱいいっぱいにならない様に、子どものことを考えて上手に支援やサービスなどを利用していけるといいと思いますね。
大学生シッターくんには、息子にとってお兄ちゃん的存在になってもらい、一緒に遊んだり、宿題をみてもらったりできる関係を作っています。ベテランシッターさんには、おばあちゃんのように接してもらい、孫のように可愛がってもらったり、日々の生活の中からいろんなことを教えてもらったりしています。
こんな風に意図的に“家族外家族”をつくり、実現できない家族関係を子どもが疑似体験出来ることって、実は、シッターさんに頼むことのすごいメリットだと思うんです。子どもに対して、お母さんやお父さんふたりだけで何でもしてあげようとしていっぱいいっぱいにならない様に、子どものことを考えて上手に支援やサービスなどを利用していけるといいと思いますね。
株式会社ママそら代表取締役 奥田 絵美
福岡県久留米市出身。日興証券に入社しキャリアが充実した頃、夫の転勤と妊娠で退職、専業主婦に。自身の孤独な育児経験から、不安なママを救いたいと2012年にママコミュニティ「ママそら」を設立。全国2万人のママを繋ぐ11の支部を展開し、就業・両立支援も行う。著書『新しいママの働き方』、MCを務めるラジオ「ママそらモーニングcafe」など、ソーシャルメディア・ラジオ・リアルイベントを軸にママを応援する。
ライター
稲垣美帆
Miho Inagaki
ライター 兼 ディレクター