南房総(千葉)について

千葉県房総半島の太平洋沿いに位置し、海と自然に恵まれた地域。いすみ市は、伊勢えびや地魚が豊富な漁業の町で、内陸には里山や田園が広がり、米や野菜、自然農法によるハーブや果物など、多様な農業も営まれています。同じ九十九里浜の南端に位置する一宮町は、全国・海外からサーフィンの名所として知られ、海辺のライフスタイルが日常の風景として見られます。カフェやサーフショップなどが点在するカルチャーも形成されています。都市近郊ながら、海とともにある豊かな暮らしが広がるエリアです。

 

プログラムの紹介

「海洋資源」「漁師の暮らし」「海洋ごみ」の繋がりやそれぞれの関係を漁師や海洋問題に対する取り組みを行っている企業と「海と人間の共存」についての対話をする1泊2日のキャンプです。海洋プラスチックの約50%が漁網や漁具由来。漁網は今も昔も漁業を支えている最も大切な漁具の一つです。漁業コミュニティと協力し合いながら廃棄予定の漁網を回収し、100%追跡可能な使用済漁網によって作られるリサイクルナイロン素材を製造する企業、漁師、それぞれの視点や思いから私たちが描く未来のデザインを描いていきます。

 

講師・運営メンバー

【エリア担当メンバー】

狩野真実
issue+design ディレクター

千葉県我孫子市在住。2023年からissue+design参画。「脱炭素まちづくり」や「発達障害」「不登校」のプロジェクトに従事。地元である手賀沼は東日本大震災後にはホットスポットになったり、かつて日本一汚い沼としても有名。地元民として手賀沼流域をフィールドに地域資源やそこに暮らす人と人が出会う機会や空間を創る活動をしています。そこで小中学生に「うみごme」プログラムの実践を重ねています。


【運営メンバー】

宮田美空
issue+design デザイナー

2000年生まれ。愛知県出身。2023年よりissue+designに参画。海のデザインスクールで、初の海釣りを体験し、海と暮らしの結びつきに感動。いすみ市をはじめ、千葉県内での仕事に関わりはじまたことをきっかけに我孫子市へ移住。認知症をご本人の視点で描いた「認知症世界の歩き方」や海洋ごみを抑制する「うみごme」のプロジェクトに取り組む。

 

柏田あさみ
issue+design ディレクター

千葉県生まれ、千葉県育ちですが、海は遠く、手賀沼の近くに住んでいます。 今年度から issue+design に参画し、現在は認知症事業を担当。 2024年度には手賀沼版「うみごme」の展示を開催し、街から海へのつながりをテーマに活動中です。「海の問題は決して他人事ではない」と思い、海洋ごみの課題に向き合っています。最近は、海岸に流れ着いた竹が海の環境や生き物にどう関わっているのか気になっています。