日程:2025年9月6日(土)- 7日(日)
場所:千葉県いすみ市・一宮町

 

テーマ:海と大量生産・消費・廃棄
南房総エリアでは、海岸清掃や漁具のリサイクルなど、海と海に支えられてきた人々の暮らしを守る試みが続けられています。大量に「つくり」「使い」「捨てる」私たちの社会のあり方は、今、そして将来へどのような影響を及ぼしているのか。海と私たちの暮らしのつながりを見つめ直します。 
「海洋資源」「漁師の暮らし」「海洋ごみ」の繋がりやそれぞれの関係を漁師や海洋問題に対する取り組みを行っている企業と「海と人間の共存」についての対話をする1泊2日のキャンプです。海洋プラスチックの約50%が漁網や漁具由来。漁網は今も昔も漁業を支えている最も大切な漁具の一つです。漁業コミュニティと協力し合いながら廃棄予定の漁網を回収し、100%追跡可能な使用済漁網によって作られるリサイクルナイロン素材を製造する企業、漁師、それぞれの視点や思いから私たちが描く未来のデザインを描いていきます。

 

地域:南房総(千葉)について
千葉県房総半島の太平洋沿いに位置し、海と自然に恵まれた地域。いすみ市は、伊勢えびや地魚が豊富な漁業の町で、内陸には里山や田園が広がり、米や野菜、自然農法によるハーブや果物など、多様な農業も営まれています。同じ九十九里浜の南端に位置する一宮町は、全国・海外からサーフィンの名所として知られ、海辺のライフスタイルが日常の風景として見られます。カフェやサーフショップなどが点在するカルチャーも形成されています。都市近郊ながら、海とともにある豊かな暮らしが広がるエリアです。

 

スケジュール(案):

集合 9月6日(土)10:00 JR外房線 上総一ノ宮駅

解散 9月7日(日)16:30 JR外房線 上総一ノ宮駅

 

1日目:海と暮らしとビジネスに潜る

10:00 上総一ノ宮駅集合

10:30 オリエンテーション

11:30 昼食13:00 体験:ellannge株式会社 魚網リサイクル

16:00 トーク:魚網リサイクルの出口と環境

17:00  体験:一ノ宮海岸でビーチコーミング&ゴミ拾い

18:30 夕食作り&夕食

20:00 片付&移動、宿泊所へ

 

2日目:海とともにある社会構造の可視化

7:30   朝食・宿泊所チェックアウト

9:00   ワーク:課題の構造を可視化する

12:00 昼食

13:30 ワーク:全体共有

14:30 リフレクション

16:30 上総一ノ宮駅解散

 

 

8/18 事前講義レクチャー講師

山口 高幸 さん
1979年生まれ、千葉県いすみ市出身。千葉県立大原高校卒。漁師一家で育ち、少年期からイセエビ漁や網起こしを担い海の現場を体得。いすみ市役所勤務25年で税務・建設・観光・水産を歴任し、漁業DXや産品ブランド化、地魚と地元食材による美食のまちづくりを推進、大原漁港朝市も立ち上げた。現在は企画政策課・企業誘致・魅力づくり室班長としてふるさと納税、洋上風力、移住促進、企業誘致を統括しブルーエコノミーを実装。行政手続と現場感覚を両輪に、一次産業と地域を結ぶ調整力が強み。地域資源を生かした循環モデル構築に邁進。

 

当日講師

関 幸太郎 さん
Ellange,Inc. 代表取締役
東京都出身、千葉県在住。2021年Ellange株式会社を設立し、海産物の卸売事業を開始。2023年6月より米国ブレオ社とパートナーシップを組み、日本国内で100%漁網由来リサイクルナイロンであるNetPlus®の製造事業を手掛けている。

 

講師・運営メンバー

【南房総エリア担当】

澤田直子
issue+design ディレクター

千葉県我孫子市在住。2023年からissue+design参画。「脱炭素まちづくり」や「発達障害」「不登校」のプロジェクトに従事。地元である手賀沼は東日本大震災後にはホットスポットになったり、かつて日本一汚い沼としても有名。地元民として手賀沼流域をフィールドに地域資源やそこに暮らす人と人が出会う機会や空間を創る活動をしています。そこで小中学生に「うみごme」プログラムの実践を重ねています。

 

【運営メンバー】

宮田美空
issue+design デザイナー

2000年生まれ。愛知県出身。2023年よりissue+designに参画。海のデザインスクールで、初の海釣りを体験し、海と暮らしの結びつきに感動。いすみ市をはじめ、千葉県内での仕事に関わりはじまたことをきっかけに我孫子市へ移住。認知症をご本人の視点で描いた「認知症世界の歩き方」や海洋ごみを抑制する「うみごme」のプロジェクトに取り組む。

 


柏田あさみ
issue+design ディレクター

千葉県生まれ、千葉県育ちですが、海は遠く、手賀沼の近くに住んでいます。 今年度から issue+design に参画し、現在は認知症事業を担当。 2024年度には手賀沼版「うみごme」の展示を開催し、街から海へのつながりをテーマに活動中です。「海の問題は決して他人事ではない」と思い、海洋ごみの課題に向き合っています。最近は、海岸に流れ着いた竹が海の環境や生き物にどう関わっているのか気になっています。

 

=====応募〆切【2025年8月3日(日)=====

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