■ 海のデザインスクールとは
海のデザインスクールは、身体と思考をフルに使って、海の未来と人間の営みの関係性を探究し、自らの暮らしと社会のこれからを描きなおす宿泊型プログラムです。
気候変動、海洋汚染、生態系の変容など、海をめぐる課題は私たちの暮らしと密接に結びついています。こうした課題を複雑な「システム」として捉え、その背後にある構造や関係性を読み解く「システミックデザイン」の視点を学びます。
プログラムでは、釣り、海辺の清掃、地元の魚を味わう食体験などを通して、頭で考え、身体で感じ、仲間とともに問いを深めることを大切にしています。
海の未来に対して、私たちは何ができるのか?――その答えを、自らの感性と思考で探しに行くプログラムです。
■ プログラムの構成
本プログラムは、以下の A・B・Cすべてに参加できることが応募条件です。
A|事前講義(オンライン)
① 7月10日(木)18:30 – 20:00
複雑な海の課題を探究する足掛かりとなる海と魚の基礎知識
https://designschool-lecture.peatix.com
元水産庁職員・元漁師でウエカツ水産代表の上田勝彦氏をゲストに「海と魚の基礎知識」をテーマに、海をめぐる現状と課題について多角的な視点で学ぶ機会を提供します。応募を検討している方は、ご参加ください。日時の都合が合わない場合は、後日アーカイブ動画を視聴してから、ご応募ください。
② 8月18日(月) or 19日(火)13:00-15:00(日程、時間共に現在調整中)
海のデザインスクールオリエンテーション & 地域の基礎講義
キャンプを開催する3地域の海や水にまつわる背景や課題を学び、海と人の営みを多角的に捉えるための導入講義です(本講座は合格通知を受け取った方のみが対象です)。
B|キャンプ(いずれか1地域を選択)
実際に海や地域の現場に入り、五感を使って体験・思考する宿泊型プログラムです。
C|まとめワーク(東京)
日程:9月13日(土)終日予定
キャンプで身体を通じて得た学びや気づきを、参加者同士で振り返るワークプログラムを行います
■ 対象
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中学生、高校生、高専生
※専門知識や経験は問いません。海や自然、社会の課題に関心をもつ方であれば、どなたでも歓迎します。
■ 募集人数
各エリアにつき 10〜15名程度(予定)
■ 参加費
参加費は無料です(現地までの交通費は自己負担)。
※プログラム期間中の宿泊費・食費は主催側が負担します。
■ デポジット(保証金)について
本プログラムでは、選考通過者のみに30,000円のデポジット(保証金)をお預かりしています。
これは、昨年度の開催時に直前・当日のキャンセルが相次ぎ、他の希望者の参加機会が失われたことをふまえた措置です。プログラムの運営と参加者間の信頼性を高めるため、やむを得ずこのような仕組みを設けております。
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選考に落選した場合:落選通知とともにデポジットの支払いは不要です。
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選考に通過した場合:デポジットのご案内を差し上げ、C|まとめワーク(東京)終了後に全額を返金いたします。
※デポジットの支払いをもって正式な参加申込完了となります。ご入金が確認できない場合は、選考通過後であっても参加資格を失う可能性がありますのでご注意ください。
皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
■ 応募方法
以下のフォームからご応募ください。
■ 応募締切・選考について
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応募締切:2025年7月27日(日)23:59
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選考:応募多数の場合は選考を行います
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結果通知:2025年8月初旬ごろ、メールにて通知予定
■ プログラム講師

筧 裕介/issue+design 代表
一橋大学社会学部卒業。 東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。 慶應義塾大学大学院特任教授。 2008年ソーシャルデザインプロジェクトissue+ design を設立。以降、社会課題解決のためのデザイン領域の研究、 実践に取り組む。カンヌライオンズ(仏)、D&AD(英)、グッドデザイン賞BEST100他、国内外の受賞多数著書に『地域を変えるデザイン』、『 ソーシャルデザイン実践ガイド』、『人口減少×デザイン』、『 持続可能な地域のつくり方』『認知症世界の歩き方』など。
■ 事前講義講師

上田勝彦/ウエカツ水産 代表取締役
東京海洋大学客員教授。長崎大学水産学部在学中から漁師として働き、魚の研究を続ける。その後、水産庁勤務を経て、2015年より現職。 「生産」「流通」「小売」「飲食」「家庭の食卓」と、あらゆる分野で料理講習や講演、テレビ・雑誌などのメディアを通じて、魚を食べることの意味を発信し続けている。「サカナヤマルカマ」のアドバイザー。主な著書に『ウエカツの目からウロコの魚料理』(東京書籍)、『ウエカツさん直伝!子どもが食いつく魚レシピとヒミツ』(メイト)など。
■ 注意事項
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デザインや水産の専門知識は不要です
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天候等の状況により、プログラム内容を変更する場合があります
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広報・記録を目的とした写真・映像の撮影を行います。Web・SNS・メディアで使用されることがあります
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高校生は保護者の同意が必要です
■ 主催・共催・助成
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主催:特定非営利活動法人イシュープラスデザイン
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助成:日本財団 海と日本プロジェクト
■ お問い合わせ
issue+design(担当:小島) info@issueplusdesign.jp