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知恵

時短制度立ち上げのエピソードと
現場の声をお届けします
時短制度
立ち上げのエピソードと
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[ 知恵をひらめいた人 ]

クスリのマルエ
経営企画部地域連携室課長
長谷川美鈴さん

マルエで始まって半年以上が経った時短社員の制度。「末っ子が3歳になるまで」だったものを「末っ子が中学生に上がるまで」と大幅に延ばすことができました。12歳の誕生日を迎えたら終わりというのではなく、卒業・入学と一番慌ただしい時期を過ぎた4月15日まで時短勤務の対象というのもポイントです。

子育てしながらも仕事は続けていきたいというみなさんが、早速制度を活用してくれています。それに、この制度が始まる前に社員からパートへ雇用形態を変えていた方々が社員へ復帰できる仕組みを整備したところ、すぐに3名が社員へ復帰してくれました。スキルや経験のあるスタッフが離職したりせずに、いきいき働いている姿に私もやりがいを感じます。

今回、実際に社員へ復帰してくださった塚越さんにもお話を伺ってみたところ、「時短勤務ながらも社員とほぼ同様の待遇が受けられるのは純粋に嬉しいです。それに加えて、以前に頑張って取得した登録販売者の資格が引き続き活かせていることもあり、モチベーションが上がっています」と話してくれました。

また、「子どもの体調が悪くなり急にお迎えが必要になったりしてもすぐに駆け付けられる」とも感じてくれているようです。時短社員の方にはなるべく住まいから近い店舗で働いてもらうようにしたり、スタッフ間での理解の共有を図ったりしているので、きっとその成果でしょう。

実は私、社内で初めて産休を取得したという経験があります。今回の制度立ち上げにはその頃に感じたことを活かして関わらせていただきました。

当時は結婚や出産を機に離職というのはよくあることでしたが、主人の理解もあったおかげで、産休を活用し現在までこの会社で仕事を続けることができています。今では産休や育休を取得する人は本当に多くなりましたし、今年、弊社では初となる男性による育休取得が3件ありました。

世の中の流れに柔軟に対応しながら、今後も女性が子育てしながら安心して働ける、定年まで働き続けることが出来る環境の整備に努めていきたいです。

株式会社クスリのマルエ

「病気にならない社会創り」を掲げ、群馬県を中心にドラッグストア・調剤薬局60店舗余りを展開。群馬で誕生し発展してきた唯一のチェーンでもあり、群馬県や前橋市との健康づくり推進連携協定の締結、宅配便ロッカーPUDOステーション・Amazon Hubの設置、ドライブスルー調剤薬局の開設など、地域と関わる活動やサービス開発にも余念がない。

場所:前橋市樋越町83
電話番号:027-283-2228(サポートセンター)
対応時間:午前9時〜午後5時
HP:https:// /marue-drug.co.jp

ライター

竹内躍人

Yakuto Takeuchi

市民ライター