私は、きゅうりのハウス農家に嫁ぎ、５年で３人を出産。その後もう１人増えて、てんやわんやの生活をしていました。ですが、義父母が同じ敷地内に住んでいたので、家業である農園の仕事と育児はみんなで協力し合うのが自然でした。そのおかげで仕事をしながらでも４人の子どもを育てることが出来たのだと思っています。義父母に遠慮をしている暇はなかったですね。
育児から手が離れてきた８年前に野菜ソムリエの資格を取得。その頃末っ子はまだ小さかったですが、兄姉たちが世話をしてくれて、とても助かったのを覚えています。私たち夫婦は子どもが保育園に行っている間に仕事をし、子どもたちは帰宅したらほとんど義父母の家で夕食を済ませていました。とにかく子どもたちは義父母にたくさん育ててもらいましたね。
また自営業、特に農家は休みがないと思われがちですが、市場の閉場日に合わせた休暇や、夏休みのハウス栽培を休みの時期として計画的に家族の時間をつくっていました。自分たちで予定を組み計画できることは、自営業ならではと捉え、仕事と育児のメリハリになりとても良かったです。
今では、行政や民間の育児サポートシステムがたくさんあるようで、そういうものを上手に利用している友人もいます。自分に合った情報を見つけ、積極的に利用するのがいいと思いますし、今でも、「子育てには遠慮はいらない」と思っています。頼れるところはどんどん頼るのがいいですよ。