
A.I. 認知症世界のせんぱいに相談しよう
ひと足先に認知症世界を知っている旅のせんぱいA.I.に、認知症の気になることや暮らしの困りごとを気軽に尋ねることができます。



A.I.(人工知能)とは?

A.I.(人工知能)とは、(Artificial Intelligence(アーティフィシャル インテリジェンス))の略称。機械であるコンピュータが人間のように「考える」力を持つ技術のことです。例えば、「ロボット掃除機」は、自分で部屋の形や障害物を判断して動きます。これは、人工知能がロボットに「どう動けばいいか」を考えさせているからなのです。つまり、私たちの生活を便利にするためのお手伝いさんのような存在。機械が「学ぶ」「考える」「判断する」力を持つように作られていて、昔はできなかったことを今の技術で可能にしてくれるのです。
※参考:文部科学省「 A.I.ってなに?」 
旅のせんぱいA.I.とは?

認知症世界 旅のせんぱいA.I.(A.I.チャットボット)は、「認知症の人とその家族視点に立った地域づくり」を基本理念とする京都府京丹後市との共同開発によって実現しました。認知症のあるご本人、共に暮らす家族、支援者の方、認知症に関心のある方など、幅広く使っていただける対話型A.I.サービスです。
本A.I.チャットボットは、100名以上の認知症ご本人であるせんぱいが語る心身機能のトラブルやそれに対する暮らしの工夫について学習しており、皆さんに共感する姿勢も備えています。認知症とひと足早く付き合い始めた旅のせんぱいが、自分の経験を活かして皆さんに寄り添い、認知症とともに暮らす上での疑問、不安の相談に乗ってくれます。はじめてのことばかりで不安な認知症世界の旅を頼もしくサポートしてくれますよ。

旅のせんぱいA.I.が学んでいること

本A.I.チャットボットには、OpenAI社(A.I.の開発を行う企業)のAPI(質問と回答をつなぐ役割)を使用しています。OpenAI社が提供するサービス「ChatGPT」が学習しているwebや書籍、ニュースなどの基礎データに加えて、認知症世界の歩き方に関連する情報をもとに整理した生活課題や原因にあたる心身機能のトラブル、その対応策をデータとして学んでいます。
『認知症世界の歩き方』
『認知症世界の歩き方 実践編』
認知症のある方の心身に起こる症状とその結果生じる生活のしづらさを、読者の皆さんがご本人の視点で、旅をするように学び・楽しめる、旅のスケッチと旅行記の形で表現した書籍シリーズ。
※書籍『認知症世界の歩き方』の詳細はこちら認知症当事者ナレッジライブラリー
認知症のある方約100名へのインタビューをまとめたWebサイト。
インタビューは、「認知症とともによりよく生きるいまと未来」を創ることを目指す、認知症未来共創ハブ が実施しています。ご本人の「語り」に基づいてまとめた、発症から現在までのあゆみ、喜びや実現したいこと、日常生活の困りごとや苦労(生活課題)と背景にある心身機能のトラブル、これとつきあう暮らしの知恵を、「ひと」「生活課題」「心身機能障害」のキーワードから検索することができます。


会話画面



利用するときの注意
以下に該当する内容は相談に投稿しないようにしてください。
- ・個人のプライバシーにかかる事項を含むもの。
- ・個人の氏名、電話番号、又はその他個人を特定できる情報が含まれるもの。
- ・クレジットカード番号や銀行口座の暗証番号など個人情報を含むもの。
- ・法令、公序良俗に反する内容を含むもの。
お問い合わせについて
認知症とともに暮らす地域づくり、社会づくりに取り組む、皆さんの自治体、企業でもAIチャットボットの実装が可能です。詳しくは、お問い合わせ先フォームよりご相談ください。

内田 直樹
医療法人すずらん会たろうクリニック院長
精神科医、医学博士
認知症専門医としても、自信を持ってお勧めできるプログラムです。回答の質がとても高いと思いました。十分多くの人の役に立つと思います。認知症世界の歩き方の先輩からのアドバイスという形式もいいですね。
堀田 聰子
慶應義塾大学大学院
健康マネジメント研究科 教授
旅のせんぱいA.I.は、認知症のある方も、周囲の人たちも、自分の想いを伝えながら一緒に歩んでいくこと、ともに暮らしていくまちづくりを、そっと応援してくれます。問いに対する共感のひとことに始まり、複数の選択肢がテーマと簡潔な文章で示され、やわらかなエールで終わるかたちにも安心感があります。ご自身のこと、ご家族や大切な人のこと…ぜひ日々の暮らしにかかわるちょっとした疑問や不安を旅のせんぱいにつぶやいてみてください。
鬼頭 史樹
一般社団法人ボーダレス 代表理事
ソーシャルワーカー
いろんな質問をしてみたのですが、本人視点の回答が戻ってくることに、ただただ驚きました。話し言葉で的確かつ柔らかい回答が返ってくることで安心感を感じました。上記とともに一般的なことも話し言葉で教えてくれるのが、安心感につながっていると感じました。