無用之用

     
   

ニュース

無用放談vol.4 小川周佑×富川岳×片山淳之介 「なぜ、お盆を研究するのか。 〜遠野・郡上・アイスランド からみるお盆と現代人とのつながり〜」

思いもしない知と出会い、新しい何かを生み出すきっかけとなるような時間をゲストや参加者とともにつくることを目指す「無用放談」。 第4回のゲストは、お盆研究会から、写真家・ライターの小川周佑さん、ローカルプロデューサーの富川岳さんをお招きします。

お盆研究会…?頭にハテナが浮かんだ人も多いでしょう。 「お盆休み」や「盆踊り」など、日本人の生活に根ざしているお盆。しかし、多くの人がそもそも「お盆」の言われや成り立ちを知らなかったり、本来の先祖供養の意味などを理解していなかったりするのではないでしょうか。私たちの暮らしに根付きつつも、本当の意味を忘れられている、お盆の習わしを研究する先に、いまを生きる私たちが忘れてしまった何かを見つけることができるのではないか。こうして「お盆研究会」が発足したそう。
(引用:https://note.com/gakutomikawa/n/n36cdcdb483db

今年8月には、岩手県遠野・岐阜県郡上・アイスランドという、一見脈絡のない3箇所の地へ足を運び、各地で脈々と続く先祖・死者供養の儀式・風習を調査したZINE、その名も「お盆本」を発刊。人々が死と向き合ってきた歴史、そしてこれからの私たちが死と向き合う術について思考を巡らせた1年間の記録がここにあります。

今年は、コロナの影響で、お盆の帰省が叶わなかった人も多く、改めてお盆の存在を強く感じた人も多いのではないでしょうか。 この無用放談では、3つの地域におけるお盆の風習を見ていくことでその土地の背景を汲む独自性とはたまた思いも寄らない共通点を見ていくことで、お盆、ひいては、生と死の関わりを知るとともに、「なぜ、今お盆を研究するのか」「そもそもお盆研究会って?」という、ビギナー向けのお話もしていただきたいと思います。

普段は、なんとなく過ごしてしまっているお盆について知ることで、日本の文化、人と人との関わり、一見近寄りがたい死や先祖・異界とつながる世界へ、一歩踏み入れてみませんか?

▶︎ゲスト・登壇者紹介

小川 周佑(おがわ・しゅうすけ)
1985年生まれ。大学在学中にバックパッカーとして世界各国を旅し、卒業後は各国の歴史的事件・文化・民俗を取材する写真家・ジャーナリストに。2015年インドーバングラデシュの国境線変更と、それに伴い消滅した「謎の飛び地地帯」を日本人として唯一取材。2018年謎の妖精「Huldufólk」にまつわる事件、信仰の現状を取材にアイスランドへ。雑誌『旅行人』『LOCKET』に寄稿。スペイン雑誌『Año Cero』に写真掲載、写真集『Huldufólk íslands Ⅰ』を2019年に発表。2019年夏より「お盆研究会」の活動に参加し、2020年夏、共著『お盆本』刊行。
http://shusukeogawa.com/

富川 岳(とみかわ・がく)
1987年 新潟県長岡市生まれ。株式会社 富川屋 / to know 代表。ローカルプロデューサー。都内の広告会社(spicebox / 博報堂常駐)を経て2016年に岩手県遠野市に移住。Next Commons Lab 立ち上げを経て独立。柳田國男著『遠野物語』を中心に東北の豊かな地域文化に傾倒し、民俗学の視点からその土地の物語を編み直し、”いま”を生きる人々の糧とするべく、ツーリズムやお土産開発、デザイン、教育機関と連携した取り組み等様々なプロデュースワークを行う。遠野文化研究センター運営委員。遠野文化友の会副会長。遠野遺産認定委員。
https://www.toknowjp.com/members
https://www.tomikawaya.com/

片山 淳之介(かたやま・じゅんのすけ)
1980年 徳島県生まれ。クラッシック音楽バーを経営する父とピアノ教師の母の長男として生まれる。クラブの店長などを経て2010年よりフランスで自動車プロダクトデザイン業務に携わる。帰国後に林檎専門店の三鷹店に勤務し神田猿楽町店を立ち上げる。同店の店長を経て2019年よりissue+designでの書店プロジェクトを企画。2020年4月よりBOOK SHOP無用之用 共同店主に就任。ジャンルレスで面白い知識が出会い、新しい事が生まれるきっかけになる場を目指し、店作りに日々取り組む。

▶︎開催概要
日 時:2020年9月24日(木)19時30分〜21時
会 場:BOOK SHOP 無用之用(東京都千代田区神田神保町1-15-3 サンサイド神保町ビル3F)神保町駅A7出口より徒歩2分
配 信:事前申込者のみ閲覧可能な形で、オンラインで配信いたします。配信URLは、Peatixにご登録のメールアドレスに当日お送りいたします。
定 員:会場参加8名・オンライン参加50名
参加費:会場参加3,000円(1ドリンク&軽食付き)・オンライン参加1,000円  
※キャンセルによる返金対応は行なっておりませんので、あらかじめご了承ください。

▶︎タイムスケジュール(予定)
19:15 開場
19:30 開始・無用之用とは(10min)
19:40 ゲストトーク(50min)
20:30 対談&質疑(30min)
21:00 終了
※スケジュールは変更する場合もありますので、あらかじめご了承ください。

▶︎イベントにご来場の皆様へ注意事項とご協力のお願い
(新型コロナウイルス等感染予防・拡散防止策について)
開催にあたり、「感染の予防、拡散防止」を最優先し、細心の注意を払います。
ご来場の皆様には下記項目のご理解、ご協力をお願い申し上げます。

・運営スタッフはマスクを着用いたします。
・ご来場の際は感染防止のためにマスクの着用をお願いいたします。
・会場到着後、お客様全員に検温を実施いたします。37.5度以上の場合は、入場をお断りいたします。
・会場到着後は、石鹸を使用しての手洗いおよび消毒液での消毒を行ってください。
・発熱・咳・全身痛等の自覚症状がある場合、体調がすぐれない場合は、無理をなさらずご来場の是非を慎重にご検討ください。
・会場内で体調の異変を感じた場合は、講演中でもご遠慮なくお近くのスタッフにお声がけください。
・何らかの事由で集客・告知中のイベントが中止となった場合は、必ず無用之用ウェブサイトで告知、また申込者へ連絡いたします。

▶︎BOOK SHOP無用之用とは
「一見、無用に見え短期的に役に立たない知識や書籍にこそ、本質的な価値がある」をコンセプトとした新しい形態の本屋。
「すぐには役立たないが、頭の奥底に留まる知恵」「ある時ある瞬間、他の何かと出会うことでつながり、共鳴し、未来を切り拓く新しい着想を生み出す知恵」を無用の知と定義し、難問あふれる現代において、人々が互いに共感し、アイデアが生まれる知の交差点としての場所を目指す。

▶︎当店のイベントについて
当店のコンセプトに共鳴してくださる方々をゲストにお招きし、各回ゲストの活動や関心に沿ったテーマで、店主との対談や参加型ワークショップ等、さまざまな形でのイベントを実施いたします。
ゲスト・参加者がともにつくり、思いもしない知識と出会い、新しい何かを生み出すきっかけとなるようなイベントを目指しています。
 *第1回の様子はこちらをご覧ください→facebookページへ

▶︎問い合わせ先
BOOKSHOP無用之用
info@issueplusdesign.jp