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知恵

東和銀行伏嶋流!上司・企業として
両立を支えるために出来ること
東和銀行伏嶋流!
上司・企業として両立を
支えるために出来ること

[ 知恵をひらめいた人 ]

東和銀行執行役員
伏嶋 登志子さん

私が実践してきた、上司・企業として両立を頑張る社員を支える術をご紹介します。

[ 上司編 ]
1. 自分が大変だったことをサポートする
子どもが熱を出し仕事を休まなければならない部下。自分にも経験があったので、こう声を掛かけました。「私がなんとかするから子どもを看てあげて。その代り戻ったら一生懸命仕事をしよう。子どもがいない人も一緒に仕事をしているのだからね。同じように仕事を頑張る代わりに、甘える時は甘えよう。」

2. 部下が言いづらいことは代わりに上司に伝える
男性は育休が取りづらいので、私は、お子さんが生まれた男性行員の上司にこう電話をします。「ぜひ支店長からお祝いを言って、1日でも2日でもいいので育休を取らせてあげてください。」上司から声掛けすると、約90%の男性が育休を取っています。

[ 企業編 ]
1. 会社の制度を改変
育児休業制度を拡充し、初回の育児休業開始日から最大7日間の有休期間を設けた。保育関連行事や予防接種等に利用できる子育て休暇を新設。(小学校就学まで年度で3日)

2. 育休中の女性従業員を対象にした復職支援「ハッピー子育て交流会」の開催
育休後の復職は、約1年〜1年半のブランクがありとても不安。育休中の行員と子どもが一緒に集まる会を半期に1回開催しています。子育ての相談や復職した先輩の話も聞けますが、今の会社の状況や仕事内容の変更点などを伝えています。

会社を変えるには、まずは自分から行動していく。そんな風に少しずつ仕事と子育ての両立に優しい会社が増えていくことを期待しています。

東和銀行執行役員 伏嶋 登志子

利根郡昭和村出身。利根商業高校卒業後、東和銀行(旧大生相互銀行)入行。息子4人を育てながら係長、課長に昇進し、仕事と家庭を両立。職員研修所調査役、本店営業部次長、大胡支店長を経て、2017年常務執行役員となり現在に至る。仕事と子育ての両立支援に積極的な当銀行内では、「明るく楽しく仕事をしよう」をモットーに掲げるとともに、男女共同参画推進委員会を立ち上げ、働きがいのある職場づくりと女性活躍促進を図る。

ライター

稲垣美帆

Miho Inagaki

ライター 兼 ディレクター