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コメント

敬称略・順不同

佐々木淳

医療法人社団悠翔会 理事長・診療部長・医師

認知症は、誰もが長生きすれば避けられないもの。治療や予防の重要性はもちろんだが、それ以上に「認知症とともにどう生きるか」が問われている。『認知症世界の歩き方』は、認知症の世界を体感し、対話を重ね、環境を整えることで、認知症の人が安心して暮らせる社会をつくるためのガイドブックだ。医療・介護の現場はもちろん、すべての人に読んでほしい一冊。映画化によって、さらに広がることを期待しています。

内田直樹

精神科医・医療法人すずらん会 たろうクリニック院長

医療現場では日々、診断や治療に向き合う一方で、“その人の人生”を感じる時間が足りないと痛感することがあります。認知症世界の歩き方は、認知症の当事者の内なる世界とそのご家族の心の機微を見事に描き出し、私たち医療者にとっても大切な気づきを与えてくれました。
映画という新たな表現を通して、認知症とともに生きる人々の世界がより多くの人の心に届き、共感と理解の輪が広がっていくことを願っています。

田原総一朗

ジャーナリスト・評論家 ニュースキャスター

ちょうど90の僕にも認知症は自分ごと。
自分も認知症かもしれないとよく思いますよ。
『認知症世界の歩き方』は、認知症当事者の視点から世界がどう見えているのかが表現されていて、ホントに素晴らしい。映画も楽しみです!

乙武洋匡

作家

私たちの想像力には限界がある。ならばテクノロジーを駆使して、想像することも、触れることも難しい“生きづらさ”を疑似体験してもらえばいい——。そんな発想から始まったこのプロジェクトは、認知症だけでなく、私のような車椅子ユーザーや視覚障害、聴覚障害など、他の生きづらさにも転用できるかもしれませんよね。プロジェクトの成功を応援しています!!

丹野智文

若年性アルツハイマー型認知症当事者

「認知症世界の歩き方」は、認知症当事者の声を直接聞きながら共につくりあげたプロジェクトです。今回の映画では、認知症になっても人生を前向きに楽しむ姿が多くの人に届くことを願っており、私も映画の成功を応援しています。
そして、誰もが安心して認知症になれる社会を一緒に考える機会になることを願っています

安宅和人

慶應義塾大学環境情報学部教授 LINEヤフー株式会社 シニアストラテジスト

本当は戦慄するかもしれない認知症の世界がなんだかワクワクする冒険のように感じられた。しかも自分もきっと軽い認知症なんだなと思ったり笑、認知科学的にいろいろ考えたり、更には 進化思考の太刀川英輔さんのいうところの創造的になるためにバカになる!やSteve Jobsの "Stay Foolish" は意図的認知症のススメだったのかもしれないと思ったりと、色々楽しめ、そして勉強になった。今読めてよかったです。映画でまたこの世界を冒険できるのが楽しみです!

太刀川英輔

NOSIGNER代表・デザインストラテジスト

"その幻想の世界は、たぶん半径30m以内に実在する。そんな身近な未知「認知症」を、まさか冒険にするとは。これこそコミュニケーションデザインだなあ。"

阿座上陽平

Zebras and Company 共同創業者/代表取締役

認知症になったらどうしよう。そんな不安を僕も抱いています。この映画で自分や周りの人が認知症になった時を想像することができたら、不安に対する選択肢が生まれることで少し未来も明るくなるんだと思います。そんな自分とみんなの未来のためにも、映画の完成を応援しています。

西上ありさ

studio-L

本人から見える世界に触れ、本人が語る世界を知れば知るほど共感しかありません。書籍、漫画、アニメ、ついに映画へ。完成が楽しみでなりません! 本人から見える世界に触れ、本人が語る世界を知れば知るほど共感しかありません。書籍、漫画、アニメ、ついに映画へ。完成が楽しみでなりません! 

水野義之

地方公務員 認知症施策担当

2021年9月、「認知症世界の歩き方」が手元に届いたその日のうちに読み終え、翌日同僚たちに「とんでもない本見つけた…」と一人で興奮していたことが、昨日のことのように鮮明に思い出されます。まるで「アルキタイヒルズ」です。「認知症世界の歩き方」は、認知症のある方が生きる世界を、悲観させることなく、気さくに案内してくれます。映画でも、また新たな世界を見せてくれるでしょう。ワクワク不可避です。「認知症世界の歩き方」が世界中の人々に届き、人類の認知症観が変わっていくことを願っています。応援しています!

鬼頭史樹

一般社団法人ボーダレス 代表理事

"ぼくはこれまで、数百人の認知症とともに生きる人々と出会ってきました。そのひとりひとりにはそれぞれの生き様があり、その人間臭くてユニークな物語たちに魅了され続けています。「認知症世界の歩き方」は、100人の認知症とともに生きる本人へのインタビューから生まれました。この映画が、いま認知症とともに生きる人にとってなにかの力になること、そしてこれから認知症とともに生きることになるであろう人にとって、いまの社会の常識や当たり前を見つめなおすきっかけになることを期待しています。"