導入・開催背景
千葉県我孫子市で活躍する、地域コーディネーターの方から、認知症サポーター養成講座の依頼あり。
事前にアンケートをとった結果、「医療的なこともちゃんと理解したい」「認知症世界の歩き方を体験してみたい」といった声が多かったため、前半で講義、後半ワークショップという形をとりました。
ワークショップの様子
講師は、認定ファシリテーターの大野と、主任ケアマネの2人で担当。前半の医療的なことは、主任ケアマネが説明。
後半のワークショップでは、ミステリーバス・捜索劇場タイタニック・ホワイトアウト渓谷・七変化温泉の動画と解説の後、歩さんの事例を用いてワークショップを行いました。
時間の関係から、カードはそれぞれ、厳選した形で行いました。その後、寝室のスライドで、ワークショップ。最後に、まとめの解説をしました。
参加者の様子・感想
地域コーディネーターのみなさんは、ジブンのこと、わがマチのこととして捉える感度が抜群で、いくつもの深い気づきが得られました。
・昔は認知症の家族を隠そうとすることもあったようですが、むしろまわりの協力、理解を深めることも大切だと感じました。
・自分が考ることと他の人が違うんだな。対応にはバリエーションがあるとわかり、とてもよかったです。
・発達障がい理解で知る内容と、重なる言葉も多いなぁと感じました。
ファシリテーターとしての感想
今回の参加者の中には、親の介護を実際にしている方、行き渋りのお子さんの親御さんなどがいらっしゃいました。まさにジブンごととして考え、「さらに地域で支えるには」といった話に発展しました。
最後に、「この会場からの帰り道、ぜひ旅人くんになって、まち、もの、ひと、を見てください。」とお伝えするのですが、視点の反転という言葉に多くの方が共感してくださいました。改めて、認知症世界の歩き方の持つチカラを実感したワークショップでした。
今回参加できなかった方を対象として、再度開催してほしいとの話もあり、今後も継続していきたいと思います。
ファシリテーター紹介
名前:大野 令子
所属:我孫子市天王台地区高齢者なんでも相談室(地域包括支援センター)
開催概要
日時:令和6年6月15日(土)10:00~11:30
会場:我孫子南近隣センター 和室
定員:12名
内容:認知症サポーター養成講座