導入(開催背景)
コミュニティナースのご夫婦がされている古民家カフェで、認知症世界の歩き方のワークショップを開催しました。
認知症当事者の方、ご家族、ケアマネジャーや看護師など専門職の方、19名の参加でした。
ゲームの様子
参加者の方の年代が、40代から80代と幅広く認知症当事者の方も参加予定であったため、44枚ものカードを使ったワークは難しいだろうと考え、手元で個人ワークができるシートを用意してやってみました。
笑い声の絶えない楽しい時間になりました。
動画やレクチャーの中で、皆さんから「へぇ~」と驚きの声が上がったり、当事者の方が「確かに自分もこういう経験があって困るんだ」というお話をしてくださったりしました。
振り返りの様子
認知症について考え方が少し変わった、当事者の方の世界が知れた、何が障壁になっているのかという視点で考えてみたいといった感想だけでなく、当事者の方から「今日のように人は楽しく過ごせることが一番必要と感じました」という感想もありました。
終わりに(ファシリテーターとしての感想)
ファシリテーターとなってから、ようやく地域で念願のワークショップを開催することができました。
動画やワークを組み合わせることができるため、レクチャーの時間が長くなりすぎず、認知症の方やお母さんと一緒に来ていた小学生も飽きることなく楽しんで参加してくれました。
自分も楽しんで参加できる範囲で、少しづつ一緒に認知症世界を冒険してくれる仲間を増やしていきたいと思います。
ファシリテーター紹介
名前:江口智子
所属:南由布クリニック
プロフィール:医師
開催概要
日時:2023年12月23日
会場:public house えてふぇて
定員:19名
内容:ストーリー動画3本、ダイアローグ1本