筧裕介✕樋口直美
認知症当事者の言葉から学ぶ-
『認知症世界の歩き方』刊行記念
オンライントークイベント
【イベント内容】
いまやだれにとっても他人事ではないこのキーワードを学ぶために、認知症のある方ご本人の声を聞くこと以上に価値のある方法はないのではないでしょうか? まるで「認知症のある方ご本人の頭の中を覗いているような感覚」で、旅行記を読むように認知症のことを学べる本『認知症世界の歩き方』の出版を記念して、文筆家であり「レビー小体病」当事者の樋口直美さんをゲストとしてお招きし、著者・筧裕介さんとのトークイベントを行います。 本書の著者であり、「ソーシャルデザイン」の第一人者である筧さんは、約100名の認知症のある方ご本人へのインタビューを重ね、こんな結論にたどり着きました。「いま世の中にある認知症に関する情報の多くは、どれも症状を医療従事者や介護者視点の難しい言葉で説明したものばかりで、肝心の「ご本人」の視点から、その気持ちや困りごとがまとめられた情報が見つからない。この大切な情報が不足していることが原因で、知識やイメージに偏りが生まれ、ご本人と、周りの方の生きづらさにつながっている。」そんな課題意識から生まれたのが、本書です。ゲストの樋口直美さんは、自らの幻覚やさまざまな認知機能障害を客観的に分析して本を書くなど情報発信を続けられ、『認知症世界の歩き方』では、監修をされています。
そんな2人のトークから、これまでなかなか理解できなかった「身体とこころのふしぎ」を、いつもとは違う角度から学べるイベントです。