子どものくらしを探る 発見ワークショップ

2009.08.10 発見ワークショップ開催

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0〜14歳人口の割合の推移

一緒に遊ぶ友だちが見つからないことがある
(小学5年生・6年生)

遊びたくても遊ぶ友達が見つからない。日本の15歳未満の子ども人口は1714万人(2009年)。28年連続で減少中で、ピーク時の約7割です。1学級の子どもの数も、近所に住む子どもの数も減っており、友達と遊ぶことが難しくなっているようです。また、友人間のコミュニケーションにも情報化の波が押し寄せています。声色に耳を傾けて、顔色を伺い、視線の変化を察知する、そんな対面のコミュニケーションが減っています。この変化は逆に、子どもの人間関係を過敏にしてもいます。必要以上に気を遣ってしまい、集団行動が苦手、あるいは友人に合わせてばかりいる子どもが増えています。その反面、「最も知りたいことは友だちの話」「本当は友だちと深く付き合いたい」という子どもの声がありました。深く付き合いたいけれどできない。そんなジレンマ状態に子どもは陥っているようです。